東京オリンピックの中止を呼びかける声が相次ぐ中、「さざなみ発言」で炎上している高橋洋一氏。
内閣参与で嘉悦大学の教授でもある高橋洋一氏ですが、発言の内容から、どんな人物なのかと注目されることになりました。
報道によると元財務官僚のスーパーエリートだということですが、これまでの経歴や出身大学がどこなのかも気になります!
今回は、「高橋洋一の経歴と学歴まとめ」として、元財務官僚という華々しい経歴や出身大学について、さらにこれまでの世間の評判についてもお伝えさせていただきます!
目次
高橋洋一の経歴まとめ
高橋洋一氏がこれまで歩んできた経歴を、一覧にまとめてみました。
[box class=”blue_box” title=”高橋洋一 経歴”]
- 1980年 大蔵省に入省
- 2001年 小泉内閣で竹中平蔵の補佐官に就任
- 2006年 安倍内閣で内閣参事官に就任
- 2008年 東洋大学で経済学部の教授に就任
- 2009年 温泉施設で時計泥棒事件を起こす
- 2010年 嘉悦大学でビジネス創造学部の教授に就任
- 2012年 大阪市特別顧問に就任
- 2020年 菅内閣で内閣官房参与に就任[/box]
この経歴を見てみると、高橋洋一氏がものすごいエリートだということが分かりますね!
次では高橋洋一氏の経歴を、時系列で詳しくご紹介させていただきます。
経歴①1980年 大蔵省に入省
高橋洋一氏は、大学を卒業後の1980年に大蔵省(現・財務省)に入省しました。
入省後の配属先は「証券局」。
その後は数々の役職を歴任することになります。
- 大蔵省理財局資金企画室長
- プリンストン大学客員研究員
- 国土交通省国土計画局特別調整課長
高橋洋一氏は、大学では数学を専門に研究していたという大蔵省では異色の経歴の持ち主でした。
経済に関わることから国土の計画まで、数学を活かした視点から幅広い分野で信頼がおける方だったことが分かりますね。
経歴②2001年 竹中平蔵の補佐官に就任
高橋洋一氏は、2001年の小泉内閣発足時に当時の経済財政政策担当大臣であった竹中平蔵氏の補佐官に就任します。
補佐官時代には、構造改革論が論議され始め、日本銀行の金融政策への批判を繰り返すようになりました。
日本の古い金融政策を変え、不況からいかに脱却するかを訴え続けていた、新しい考え方の持ち主だったようです。
経歴③2006年 内閣参事官に就任
小泉政権から安倍政権に変わった2006年には、高橋洋一氏は公募から首相官邸政策スタッフとして内閣参事官に就任します。
このときには、天下りの斡旋禁止を企画立案し、「霞ヶ関全部を敵に回した」と言われました。
内閣参事官という政治家の補佐的な役割にとどまらず、中から構造を変えていきたいという信念のようなものを感じますね!
経歴④2008年 東洋大学の教授に就任
高橋洋一氏は、2008年に東洋大学の経済学部の教授に就任します。
同じ年、著書の「さらば財務省!」で「第17回山本七平賞」を受賞しています。
さらに、日本には「霞が関埋蔵金」が存在することを主張、リーマンショック時には政府紙幣の発行で景気を回復させる提案もしています。
高橋洋一氏は、これまで政府に対して攻撃的とも取れる主張を繰り返しています。
解任されたりしなかったのが不思議になりますが、経済学者として信頼がおけることの表れでもあるのでしょう。
経歴⑤2009年 時計泥棒事件
高橋洋一氏は、2009年に「時計泥棒事件」を起こしてしまいます。
練馬区の温泉施設の更衣室のロッカーから、他人のブルガリの腕時計や財布など約30万円にものぼる金品を窃盗したとされているんですね。
このときはなくなったものがすぐに戻ってきたということで、逮捕ではなく書類送検に留まっています。
しかし高橋洋一氏本人の主張によると、故意に盗んだということではないようです。
2晩の徹夜明けでもうろうとしたまま自宅に近い温泉施設に夫婦で訪れた。
その際にロッカーで財布や腕時計の忘れ物を見つけ、後で届けるつもりでそのままにし、マッサージに出かけて2時間近く寝込んでしまった。
マッサージから戻り、忘れ物を持ったまま施設を出ると外で警察が待ち受けていた。
忘れ物だと思って時計や財布を持っていたということですが、すぐに届けなかったことが疑われる要因になってしまいました。
この後、2009年4月に東洋大学の教授の職を懲戒解雇されてしまいます。
さらに、サイエンスライターである竹内薫氏との共著の予定だった「バカヤロー経済学」からも名前が外される事態になりました。
高橋洋一氏が引き起こしてしまった事件は、身辺に多大な影響を与えてしまいましたね。
経歴⑥2010年 嘉悦大学の教授に就任
高橋洋一氏は、2010年に嘉悦大学でビジネス創造学部の教授に就任します。
さらに2012年には、大阪市特別顧問に就任、インターネット私塾の「髙橋政治経済科学塾」を開講するなど精力的に活動しておられます。
事件のことがあってからも教授への声がかかるということは、やはり経済学者として確固たる地位があるからですよね。
今後も、内閣を変えるような主張で驚かせてくれるのではないでしょうか。
経歴⑦2020年 内閣官房参与に就任
高橋洋一氏は2020年、 菅内閣の経済・財政政策担当として官房参与に就任しました。
しかし、2021年5月に新型コロナウイルスの世界の感染者数と日本を比較し、
「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」
というツイートを発信したことが炎上につながり、更迭問題にまで発展することになりました。
確かに、世界の感染者数と比較すると少ない方なのかもしれませんが、国民を守るということも第一に考えられなくてはいけません。
感情を逆なでする発言は控えた方が良かったでしょうね。
高橋洋一の学歴まとめ
高橋洋一氏の華々しい経歴の裏には、想像どおりのものすごい学歴がありましたのでまとめてみました。
学歴①1974年 都立小石川高校卒業
高橋洋一氏は、1974年に都立小石川高校を卒業しています。
都立小石川高校の偏差値は65で、私立の難関校と併願する生徒が多いことでも知られています。
さらに、都立の中高一貫校の中でも最難関で、武蔵高校、両国高校に並ぶ「都立中御三家」と言われる高校です。
建学精神は「自ら志を立て、自分が進む道を自ら切り拓き、新しい文化を創り出す」。
高橋洋一氏が大蔵省時代から歩んできた道のりは、まさに高校時代の影響が大きいのではないかと感じます。
学歴②1980年 東京大学卒業
高橋洋一氏は都立小石川高校を卒業すると、東京大学の理学部に進学しました。
小さな頃から数学者を目指していたというだけに、理想の道を歩んでこられていますね。
さらに、東京大学の理学部を卒業した1978年には、同じ東大の経済学部に学士入学で入ります。
学生としての籍を置いたまま、文部省の統計数理研究所の非常勤研究員となり、数学と経済を勉強を続けてこられています。
学生時代から、国の経済を考える職業を目指していたんですね。
そして1980年に東京大学経済学部を卒業、大蔵省に入省することになります。
学歴③2007年 千葉商科大学院卒業
高橋洋一氏は、安倍内閣で参事官を務めていた2007年、政策を学んでいた千葉商科大学の大学院の博士課程を修了します。
財務省を辞めることにした頃、今後について経済学者の加藤寛氏に相談したところ、千葉商科大学の大学院への入学を勧められたということ。
千葉商科大学の大学院は、加藤寛氏が学長を務めており、政策研究という新しい分野の博士号を創ることになっていました。
高橋洋一氏がこれまで学んできた経済学を政策に活かす学問だったことで、自分に向いていると感じたとか。
経済学と政策に精通する現在の高橋洋一氏に、非常に役立つものとなったことでしょう。
高橋洋一への世間の評判も気になる
高橋洋一氏への世間の評判も気になりましたので、どんな声が多いのかをまとめてみました。
世間の評判:良い評判
高橋教授は間違ってない!!世界と比べると日本は「さざ波」程度で感染者を抑えているとグラフの波をみて仰っただけ。それなのに😔文脈を無視して用語だけを切り取り、針小棒大に問題に仕立て上げるマスゴミ。最低です。絶対負けないで下さいね📢📢
— lala&lili・*:.。❁🇯🇵🌼 (@Reinett24) May 10, 2021
高橋さんの本、DVD、YouTubeはよく見るけど、とても面白い。けど、やっぱりヤフコメの批判はヒステリックなものが多いなぁ🤔
「さざ波」発言の高橋洋一内閣官房参与「五輪を中止するとなると、ほかのスポーツはどうなるのか」(スポーツ報知)#Yahooニュース
https://t.co/ymnGqktbqB— B-BOY k-one (@BBOYkone) May 11, 2021
高橋洋一氏の思想は間違っていない、とする意見や、執筆している本のファンの方も多くいました。
感染者数のグラフを見て客観的に意見を述べただけ、ということですね。
世間の評判:悪い評判
人が亡くなっているのに笑笑?
神経疑う………最低や— よし (@PRECIOUSNIGHT09) May 11, 2021
内閣官房参与高橋洋一氏、「さざ波」発言の真意について「日本の感染状況について表現」
あのね、その感染のせいであなたの専門分野の経済活動が止まり困っている人が多数いる。
「さざ波」だから五輪できるなら、「経済活動を自粛する必要はない」って菅総理に提言しては?— だんな (@dejidanna) May 11, 2021
高橋洋一氏の今回の発言を受けて、「信じられない」という感情になる方も多いですね!
政府としては「コメントは差し控える」ということですが、何らかのコメントはしなければならなくなるのではないでしょうか。