次期検事総長に、林真琴・名古屋高検検事長が就任する動きであることが分かりました!
本来であれば、黒川弘務・前東京高検検事長が就任すると言われていただけに、今回の人事には注目が集まっています。
黒川氏がスキャンダルで辞任されているだけに、林真琴氏は大丈夫なのか、これまでの経歴や評判が気になります。
今回は、林真琴検事長の経歴や学歴、黒川氏と同期だったということで、気になる評判も調べてみました!
目次
林真琴検事長が次期検事長総長に!
林真琴・名古屋高検検事長が次期検事長総長になる見込みである、という報道がありました!
法務省は25日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中に新聞記者らと賭けマージャンをして辞職した黒川弘務・前東京高検検事長の後任に、林真琴・名古屋高検検事長を据える人事を決定した。
発令は26日。
林氏は検事任官同期の黒川氏の定年が延長されるまで稲田伸夫検事総長の後任と目されており、63歳で検事の定年となる7月末までに検事総長に就任する可能性がある。
林真琴検事長は黒川弘務検事長と同期の方だそうです。
今度は定年延長の問題が起きる前に65歳までつとめられる検事総長に、という動きですね。
林真琴検事長の経歴!
次期検事総長となる林真琴・名古屋高検検事長は1983年に検事になっています。
その後の経歴について、詳しく見ていきましょう。
【経歴その1】リクルート事件
1988年に起きたリクルート事件に、東京地方検察庁特別捜査部検事として捜査にあたっています。
リクルート事件は、戦後最大の企業犯罪とされています。
リクルートの関連会社でまだ上場していなかったリクルートコスモス社の未公開株が賄賂として譲渡された事件ですね。
贈賄側のリクルートの関係者と、収賄側の政治家や官僚らが逮捕されています。
1983年に検事になったばかりの林真琴氏にとってこの大事件は、その後の人生にかなりの影響を与えるものになったのではないでしょうか?
【経歴その2】総会屋利益供与事件
1997年に起きた、第一勧業銀行総会屋利益供与事件でも捜査にあたっていますね。
第一勧業銀行(現みずほ銀行)が総会屋に多額の融資を行っていた事件です。
こちらも、頭取経験者の11人が逮捕された大事件となりました。
【経歴その3】刑務所改革
2001年〜2002年に名古屋刑務所内で発生した、刑務官による受刑者暴行死事件をきっかけに、受刑者の人権や処遇を見直す、という方向で法律が改正されました。
このときの監獄法改正に尽力したのが、林真琴検事長だったんですね。
【経歴その4】名古屋高等検察庁検事長に
その後法務省や検察庁の役職を経て、2014年から名古屋高等検察庁検事長を4年にわたりつとめました。
名古屋高等検察庁検事長になる前は、黒川氏と検事総長の座を激しく争う仲だったそうです。
しかし、黒川氏の方が国会の調整に長けている、という観点から林真琴氏を名古屋の検事長に転出させる人事になったんだとか。
そして今回、黒川氏のスキャンダルによって、とうとう林真琴氏が次期検事総長に就任する運びとなったようです。
林真琴検事長の学歴!
林真琴検事長の学歴は、検事長というだけあってやはりものすごいものでしたので詳しく見ていきましょう。
- 時習館高等学校(愛知県)
- 東京大学法学部第1類(私法コース)卒業
- 司法修習35期
時習館高等学校というのは、愛知県にある県立高校なのですが、偏差値はなんと70!
卒業生には、大学教授や国会議員、アナウンサーの方が多いようです。
そして大学は東大で、浪人も留年もすることなく卒業されています。
検事長にまでなる方には必須の学歴かもしれませんが、すごすぎます!
林真琴検事長は黒川氏と同期だった?
林真琴検事長は、黒川氏と同期だったそうです。
東大で同じように法学部で学び、35期の司法修習生でした。
そして、検事になってからも同じポストをめぐって争うという、長年ライバルとしての関係を築いていたのではないでしょうか?
黒川氏がスキャンダルで検事長を辞任しなければ今回の話はなかったとは思いますが、もしこれが仕組まれたものだったとしたら・・・などと勘ぐってしまいますね。
うわ…本当に林氏の検事総長が現実味を帯びてきた…。朝日新聞意中の人材で黒川降ろしの遠因と言われる人やで…。官邸の恣意的人事を非難しながら朝日新聞の推す人間が優遇されるのかよ。検察とメディアの癒着の方が圧倒的に問題じゃないのかよ #林真琴 #黒川弘務
https://t.co/YP1RSL2F3n— たわばガニ (@tawabagani) May 26, 2020
盛田隆二氏。
「後任に決まった林真琴新検事長に期待」
これが野党や野党支持者や朝日新聞が望んでいた事。
朝日は検察とズブズブで、検察人事に介入した。
これこそ1番重要視すべき大問題。
これを取り上げないメディアを社会の公器と絶対に呼んではいけない。
日本にジャーナリズムはない。 https://t.co/9rNSIQ7O6v
— 青いクラゲ (@masugominikatu) May 26, 2020
林真琴検事長の評判が気になる!
次期検事総長に就任する林真琴検事長ですが、黒川氏のようなスキャンダルが出てこないか、評判の方も気になりますよね!
朝日ズブズブともっぱら評判の林真琴氏。
朝日新聞は大喜びなのかな?— ぽんこつ。 (@PonKotsu0311) May 25, 2020
まったくの記者の勘というやつだけど、この人の方が「安倍政権の守護神」のような気がするんですねhttps://t.co/iIHd1lApl6#林真琴 #黒川弘務 #賭け麻雀 #井上久男
— hisao INOUE (@hisaoINOUE) May 26, 2020
黒川氏辞職 後任に林真琴氏。官邸の思惑が外れて元々検察の意向で治まってジェンド。検察の定年延長は問題があるが、検察の思惑で皆さん踊らされてしまった。SNS拡散、賭け麻雀問題、リークは恐らく検察?次官の上の上がいる変な組織、上程定年が長いのも変、ココも伏魔殿。 https://t.co/u9gq9PvHq4
— 牧宏一 (@k_maki0007) May 26, 2020
調べていくとかなり深い話になりそうですが、評判は悪そうですね。
安倍政権を守るための人事、検察の思惑通りだ、という意見が多いようです。
しかし元々は、黒川氏か林真琴氏のどちらかが検事総長になると思われていましたので、今回の人事については順当なのかもしれません。
スキャンダルだけは起きないことを願いましょう。
まとめ
今回は、林真琴検事長の経歴や学歴、黒川氏と同期だったということで、気になる評判も調べてみました。
林真琴検事長は、リクルート事件をはじめ数々の大きな事件の捜査や法改正に関わってきた人物だと分かりました。
次期検事総長に就任した際には、手腕を奮って職務にあたられることでしょう。